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お客様にとっての“ベストグローバルパートナー”へ
<2011年度概況>
2011年度のわが国経済は、東日本大震災の影響により急激に落ち込んだ企業の生産活動や個人消費が、震災復旧・復興作業の進展に伴い持ち直しの傾向を見せるなど、緩やかな回復基調を辿ってまいりました。しかしながら、欧州債務問題を背景とした世界的な景気後退への懸念や、歴史的な円高の継続、タイの洪水被害の影響等により、景気の回復ペースが秋以降減速したことに加え、今後の電力供給の制約懸念やエネルギー価格の高騰といった問題も抱えるなど、国内景気をとりまく経済的・社会的環境は不安定で厳しい状況が続いております。
こうした状況の下、当期の当社グループの業績につきましては、原材料価格の上昇に伴う販売価格の上昇等がありましたものの、全体の販売量が減少したことにより、売上高は前期とほぼ横ばい、損益面におきましては、販売量の減少やエネルギー価格の上昇等の影響により、営業利益及び経常利益ともに、前期比で減少いたしましたが、営業利益123億円、経常利益102億円を確保いたしました。一方、当期純利益につきましては、子会社の保有する投資有価証券の実質価額の下落に伴い多額の投資有価証券評価損を計上したものの、保有株式の売却を進めたことによる投資有価証券売却益の計上や、繰延税金資産の回収可能性を見直し、追加計上を行ったこと等により、83億円と前期に比べ増益となりました。
当社単独の業績につきましては、販売量の減少に加え、平成23年10月に当社伸銅事業を分社化した影響もあり、売上高は減少し、損益面においても、営業利益及び経常利益ともに前期と比べて減益となりました。しかしながら、当期純利益につきましては、投資有価証券の売却益や子会社からの特別配当金の受領による特別利益を計上したほか、繰延税金資産の追加計上等も加わった結果、前期と比較して大幅な増益となる173億円(対前期比172%増)を計上することが出来、これにより、かねてより懸案でありました繰越損失を解消し、配当可能な利益を確保することが出来ました。
配当につきましては、3期にわたり無配を継続し、株主の皆様には多大のご迷惑をおかけしてまいりましたが、当期は、1株につき1円50銭の配当とすることを株主総会で決議させていただきました。
<2012年度展望>
今後のわが国経済の見通しにつきましては、欧州債務問題やエネルギー価格の高騰といった景気の下振れ懸念も依然として根強く、先行きは不安定な状況が続くことが予想されますが、震災復旧・復興作業の更なる進展や経済対策効果による下支え等を背景に、景気は引き続き回復基調を維持する見込みです。
当社グループ関連の事業につきましても、予断をゆるさない環境にありますが、需要の回復、構造改革の効果の取り込み、成長分野の需要の取り込みなどによって増収増益を見込んでおります。
<SUMIKEI VISION 2012(中期経営計画)の進捗状況>
当社は、2010年3月に「SUMIKEI VISION 2012」と題した新たな中期経営計画を策定しております。この計画において、お客様にとっての「ベスト・グローバル・パートナー」を目指し、次の4点を重点課題として取り上げました。
- 技術開発力の優位性の維持・強化
- 品質・納期・技術サービス等による海外メーカーとの差別化
- 海外展開ユーザーへのグローバルな供給体制構築
- 持続的成長投資が可能な安定的収益構造と財務体質の実現
この重点課題の達成のため、次の施策を決定・実施し、着実に効果を得ており、足元の損益を改善するとともに、将来を見据えた事業基盤の強化に繋がっております。
<コスト構造改革>| ■ | 加工品事業再編 | |
(新)日本アルミグループスタート |
〔2009年10月〕 | |
ナルコ岩井設立 |
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(岩井金属と日本アルミの合併) |
〔2012年 7月〕 | |
| ■ | 押出素材/部材事業再編 | |
住軽テクノグループスタート |
〔2010年 4月〕 | |
| ■ | 伸銅事業の再編 | |
住軽伸銅分社化 |
〔2011年10月〕 | |
アルミセンター銅事業のスミケイ銅管販売への譲渡 |
〔2012年 4月〕 | |
| ■ | 自動車熱交部材販売・加工子会社の再編 | |
SKスリッティングのSKコーポレーションへの合併 |
〔2012年 4月〕 | |
| ■ | 大幅な在庫削減 等 |
<成長戦略の遂行>
| ■ | 海外投資 | |
北米缶材拠点(TAA)取得 |
〔2011年8月〕 | |
住軽テクノチェコ 設備増強 |
〔2010年1月〕 | |
住軽テクノタイ 生産開始 |
〔2011年4月〕 | |
設備増強 |
〔2012年9月予定〕 | |
住軽商昆山 板加工設備増強 |
〔2011年8月〕 | |
上海営業拠点開設 |
〔2011年5月〕 |
<国内投資>
| ■ | 名古屋製造所 新冷間圧延機設置 | 〔2010年 3月〕 |
| ■ | 住軽アルミ箔 リチウムイオン電池箔用スリッター増設 | |
(1基目) |
〔2010年 7月〕 | |
(2基目) |
〔2011年 7月〕 | |
| ■ | 住友軽金属グループ LED照明筐体の開発・生産体制の構築 | 〔2010年 9月〕 |
| ■ | 伸銅所(現住軽伸銅) チタン管設備増増強 | 〔2010年12月〕 |
| ■ | SKコーポレーション買収 | 〔2011年 4月〕 |
| ■ | 住軽伸銅 日立電線の銅管事業撤退に伴う設備購入 | 〔2012年 3月〕 |
| ■ | 住軽商事 アルカット買収 | 〔2012年 7月〕 |
<成長分野への注力>
| ■ | 自動車向け素材及び加工品(エコカー関連部材) |
| ■ | IT用アルミ部材 |
① リチウムイオン電池、キャパシタなど ② パソコン、タブレットPC、スマートフォン |
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| ■ | エアコン用オールアルミ熱交 |
2012年度は「SUMIKEI VISION 2012」の最終年度となりますが、引き続きコスト構造改革と財務体質の早急な改善、成長戦略のビルトイン、技術開発力の更なる強化、コーポレートガバナンス・コンプライアンス体制の強化など、「守り」と「攻め」を両立させるという基本方針の下、住友軽金属グループ全体で、企業価値の更なる向上に向けた活動を加速してまいる所存であります。
株主各位におかれましては、引き続き一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2012年7月
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業績の推移



※詳細は、本ホームページの「決算短信」に掲載の資料をご参照ください。


